皆様こんにちは!一野瀬仁喜です。
先日きもの文化検定1級を受験しまして、無事合格することができました!
当ブログやSNSで合格報告をさせて頂いたところ、有難いことに勉強法を知りたいと言ってくださる方がいらっしゃったので私の勉強法をブログに書いてみることにしました✨
きもの文化検定1級は出題範囲が広く、何をどのように進めていけばいいのか不安に思う方は多いと思います。
私が勉強に使用した書籍やサイト、スケジュール、暗記法など、、実際に行ってきた勉強方法や対策をまとめてみましたので、これから1級を目指す方の参考に少しでもなれば幸いです!
※あくまでも私の勉強法ですので、事例の一つとしてお読みください。また、合格を保証するものではありません。ご了承くださいませm(__)m
②勉強の進め方から読みたい方はこちらのページからどうぞ⇩
Contents
きもの文化検定 1級の勉強・対策はいつから始める?
私の場合、試験を意識し始めたのは半年ほど前からでした。
参考書を取り寄せたり、無いものは図書館で借りたり、公式教本をぺらぺら読み返してみたり…。
でもなかなか身が入らず、本格的に勉強に取り組んだのは4か月前位からでした。
計画的に始めなかった自分が当然悪いのですが、このペースで間に合うのか?本当に合格できるんだろうか…?と常に不安や焦りと闘いながらの勉強になってしまいました。
自業自得ですね…。(;’∀’)
きもの文化検定1級は出題範囲がとにかく広いです。
直近で詰め込むよりも、2級に合格したらすぐ始めるくらいの気持ちで、長期的に余裕を持って進めた方が精神衛生的にも良いと思います。
きもの文化検定 1級の出題範囲について
きもの文化検定1級の出題範囲は、「きものに関する全ての範囲から出題」となっています。
これだとどこから手を付けていいか分からないと思いますが、全ての範囲と言っても公式教本や推薦図書(きもの用語の基本・帯の基礎知識・きものの文様)・過去問・セミナー等の関連部分からほぼ出題されます。
私の体感では大体7割程度は関連したものから出題されているように思います。
試験では、70%以上の得点が取れれば1級合格です。
つまり、公式関連を完璧にしておけばギリギリ合格できるラインだと言えます。
なので公式関連をきちんとおさえつつ、プラスαの勉強をしていくのが理想です。
きもの文化検定 1級の勉強で使用した参考図書
きもの文化検定1級の勉強をするにあたって私が参考にした本を紹介します。
きもの文化検定公式教本
きものの基本・きもののたのしみの2冊。
1級ではかなり細かいところまで出題されます。
きもの文化検定推薦図書
きもの用語の基本・帯の基礎知識・きものの文様の3冊。
こちらからの出題も多いので、持っていない方は購入しておくと良いと思います。
きもの文化検定問題集(過去問)
きもの文化検定の問題集。
多ければ多いほど良いです。
江戸の着物と衣生活
丸山伸彦著:江戸の着物と衣生活
江戸時代の服飾文化について書かれています。カラー写真やイラストがたくさん入っていてとても分かりやすい本です。
きものと裂のことば案内
長崎巌著:きものと裂のことば案内
きもの用語の解説ときものの変遷について書かれています。
図解日本の装束
池上良太著:図解日本の装束
平安貴族や武家の衣装が図解されています。細かいパーツの名称まで載っています。
男のきもの大全
早坂伊織著:男のきもの大全
男性のきものの実用書。基礎知識や着物の種類、着付け、メンテナンス等。袴や裃の着付けも分かります。
全国伝統的工芸品証紙ガイド
美しいキモノ2016年冬号別冊付録:全国伝統的工芸品証紙ガイド。
経済産業大臣指定の伝統的工芸品について、それぞれの概要・指定要件・証紙・染織品の写真がオールカラーで掲載されています。
非常に分かりやすく読んでいて楽しい本ですが、どちらかというと2級向けの内容です。今までの復習用として使用しました。
時代きもの
弓岡勝美著:時代きもの
江戸から昭和までの裾模様の変遷が分かる本です。
きものの写真がたくさん載っているので眺めるだけでも楽しいです。
きもの 和のデザインと心
長崎巌監修:きもの 和のデザインと心
こちらも江戸から昭和までのきものデザインの変遷が分かる本。
瀬戸内寂聴訳源氏物語
瀬戸内寂聴訳:源氏物語
源氏物語の出題箇所対策に。
きもの文化検定 1級の勉強を始める前の準備
過去問や関連本を早めに用意する
まず始めて頂きたいことは過去問や関連本を用意することです。
これはすぐに始めて頂きたいです。
なぜかというと、現在過去問が入手困難な状況です。
きもの文化検定の公式ホームページを見て頂くと分かりますが、過去問は最新版以外すべて完売状態です。以前事務局に再販予定について問い合わせたのですが、再販予定は無いとの返答でした。
2級受験の際に過去問をすべて揃えている方はいいのですが、私の場合は数冊しか持っていなかったのでかなり焦りました💦
フリマアプリやヤフオク、古本屋さんをチェックしたり、時にはamazonで定価の4倍の値段で販売されているのを泣く泣く購入したり…。
全部ではありませんが、なんとか揃えたのでした。
試験対策をする上で過去問はかなり重要です。
過去問と全く同じ問題が出題されることもありますし、過去問をアレンジして出題されることもよくあります。
早いうちからフリマアプリをチェックしたり、周りにきもの文化検定を受験した人がいるなら問題集を貸してもらったり、とにかくすぐに動かれることをお勧めします。
源氏物語出題範囲チェック
1級では源氏物語から何問か出題されます。
出題範囲は毎年変わるので、出題範囲を確認しておきます。
2級合格者には1級受験の案内が届きますが、パンフレットに出題範囲が記載されています。
きもの文化検定公式サイトの、
【お申込み➡受験に関する事項➡1級受験の皆様へ】から確認することもできます。
暗記グッズの用意
事前に勉強で使用する暗記グッズを揃えておきます。
私が使用したのは緑色のマーカー・オレンジ色のペン・赤の暗記シート・耳栓です。
緑のマーカーはゼブラのチェックペンを使いましたが、推薦図書に使うと紙との相性が悪いのか?、裏に染みてしまってマーカーの色が薄くなってしまったので、別のメーカーのものでもいいと思います…(;’∀’)
オレンジ色のペンは書き直しができるフリクションがおススメです。
他にプリント類をまとめておくリングファイルも100均で購入しました。
勉強環境を整える
勉強に集中できる環境を整えておきます。
机の上を片付けて、きもの文化検定関連の本を取りやすい位置に並べておきましょう٩( ”ω” )وモチベーションがアップ!
長時間座っていても疲れにくい椅子があると尚良いです。
写真を準備しておく
きもの文化検定1級の合格証には顔写真が必要になります。
顔写真は試験日当日までに準備が必要です。
私の場合は試験勉強で手いっぱいで写真を撮りに行く余裕がなく、手持ちの写真を使いまわしてしまいました。
後になってからやっぱりちゃんと撮りに行けばよかった!と後悔したので、余裕のある早めの段階で写真を用意しておくことをお勧めします。
合格証は一生残ります。
ぜひ、お気に入りの一枚を撮っておきましょう♡
ちなみに写真の規定についてはタテ3cm×ヨコ2.4cmとしか記載がないので、撮影から何か月以内などの制限はないようです。(2022年2月現在)
試験に出やすいところから解説していきます!⇩
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